#1 会計事務所とは?

会計事務所とは?

会計事務所は、主に税務相談や各種税務申告業務、記帳代行といった税務・会計に関するサービスを行います。
税務・会計に関する知識がある公認会計士・税理士資格を有する者が、独立・開業し運営しています。
税理士が行える独占業務だけでなく、中小企業への会計代行業務等も行います。

主な種類

会計事務所の種類は主に4つに分かれます。

①監査法人・・・公認会計士法に基づき、会計監査を目的として設立される法人です。設立には社員となる5人以上の公認会計士が必要とされます。
②税理士法人・・・2名以上の税理士を社員として設立される合名会社に準じた税理士法による特別法人を言います。
③個人事務所・・・税理士・公認会計士資格を有する者が、独立・開業し運営します。
④アウトソーシング会社・・・経理業務(会計データ入力、月次・年次決算など)、人事業務(給与計算・社会保険手続き)をクライアントから受託してサービスを展開します。

 

井上公認会計士事務所は上記でいう③個人事務所にあたります。
クローバーコンサルティング株式会社は、④アウトソーシング会社にあたります。

 

会計事務所・税理士法人の仕事内容

会計事務所の仕事内容は大きく分けて3つです。


1.記帳代行

記帳代行とは帳簿作成を代行するサービスです。
各種伝票、仕訳帳、現金出納帳、預金出納帳に基づいて、総勘定元帳を作成する作業をさします。
請求書(売掛・買掛)、領収書、通帳などの控えや写しをお預かりし、仕訳を行って帳簿を作成します。
最近ではマネーフォワード クラウド会計等、クラウド会計ソフトを使った記帳が主流となっています。
記帳代行は単なるデータ入力ではなく、簿記の知識が必要な専門的な業務です。

 

2.税務申告

税務申告とは決算書をもとに、税務署に提出する税務申告書を作成する業務です。
税務申告するための決算書や貸借対照表、損益計算書などの財務諸表を作成する業務であり、いわゆる「月次決算業務」は記帳代行とは別業務となります。
一般的に会計事務所・税理士法人が申告書を作成する際は代理人として税理士の氏名を明記し、申告を行います。


申告書の種類には次のようなものがあります。

法人:法人税申告書、消費税申告書、住民税・事業税申告書 等

個人:所得税申告書、消費税申告書 等

 

巡回監査

巡回監査とは、税理士や監査担当者が定期的に顧問先を巡回して行う監査です。
一般的には月次の定期監査と決算期の期末監査が行われ、会計処理の状況を確認し、必要に応じて指導を行います。
巡回監査によって、適正な会計処理の実施、経理担当者の指導育成、タイムリーな経営への助言などを行います。

 

その他

上記以外にも会計事務所の業務はさまざまですが、給与計算や年末調整という業務もあります。

「あれ?給与計算って、社労士の仕事なの?税理士の仕事なの?」
と思いの方も多いのではないでしょうか。
実際に多くのお客様から業務のすみわけについてご質問をいただきます。

これらの業務には税理士と社会保険労務士との間で重複する部分でしたが、
全国社会保険労務士会連合会と日本税理士会連合会の協議により、以下のように取り決められました。

≪独占業務のすみわけ≫

税理士・・・給与計算の代行、年末調整の代行
社会保険労務士・・・給与計算の代行、算定基礎届、労働保険、月額変更届の作成と申告

上記に挙げた通り、例えば「算定基礎届の提出」という業務は、税理士ではなく社労士の独占業務となります。

 

今回は会計事務所とは何か?を解説してまいりました。

是非、次回の「#2経営における会計とは?」もチェックしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!🌸